タイは11月1日から外国人観光客が入国する際の隔離免除措置と「サンドボックス・プログラム」による受け入れを開始し、2日、規制緩和後初となる旅行者が到着しました。
観光業が重要な産業となっているタイにおいて、長く冷え込んだ観光業を再活性化させるため、今冬の避寒観光客を呼び込む狙いがあるものと見られています。
1997年のアジア通貨危機以来、最悪の状態にまで落ち込んだタイの経済を立て直すため、タイ当局は来年には1,000万~1,500万の観光客の戻りを見込んでおり、収益3兆4,000億円を超えると予測しています。
ただし、タイ国内では1日あたりの新規コロナウィルス感染者が1万人ほどを数え、バンコクでのワクチン接種率はおよそ80%に達するものの、国内人口で見た場合には40数%と半数にも達していません。
また観光客のうち多数を占めていた中国からの観光客は、帰国時に厳格な隔離措置が求められることもあり、タイ国内の業界関係からは一気に情勢が回復する一手とは見なされていないようです。
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