【コラム】特定技能で受け入れることができない国籍は?

【コラム】特定技能で受け入れることができない国籍は?

昨年9月、ブラジルで「特定技能での来日が解禁された」といった旨のネット情報が発信され、注目を集めたという記事を取り上げました。

実際にはミスリードを誘う内容だったことから、別のニュースメディアがこの情報を改めるといった状況が生じました。

事態の発端となった記事を見る限りでは、特定技能での来日が2021年4月から全面的に解禁されるといった内容が書かれた一方で、特定技能外国人に求められる技能評価試験への合格などの要件については触れられていないため、日本での就労要件が緩和され、寛容に認められるようになったかのように受け止められたのかもしれません。

2021年8月末時点でも日本とブラジルは特定技能外国人の受け入れに関する二国間の協力覚書を締結しておらず、そのためブラジルで特定技能評価試験が実施されるといった情報も未だ確認できていません。

この協力覚書(MOC)は、特定技能外国人の円滑かつ適正な送出し・受入れの確保のため、日本と送出国間でその手続きなどを取り決めたものとなっており、主な特定技能外国人送出国のほとんどがこれを交わしています。

MOCに則って特定技能外国人は母国機関へ許可を申請したり、仲介機関の介在が義務もしくは任意であるなど、ルールが定められています。
2021年8月末時点で、このMOCを取り交わしているのは次の13カ国です。(協力覚書公表順)

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