今や日本に在留する外国人労働者のうち、ベトナム出身者が占める割合は25.7%で中国を抜いてトップとなっていますが、そのうちかなりの割合が技能実習での来日となっています。
技能実習最大の送り出し国となったベトナムでは、かねてより現地仲介機関が実習候補生から徴収する手数料がかなり高額になりがちで、そうした場合は本人がその費用を借り入れし、その返済のためにがむしゃらに日本で働くという構図を生んでいました。
こうした事態についてベトナム政府監察院は、技能実習制度に関わる自国内の担当官庁の実習生保護の取り組みが不十分であるとする監察報告を取りまとめたことが報じられています。
技能実習の送り出しについては、ベトナムでも仲介機関・送出機関が実習生から徴収できる手数料の金額は最大で約40万円までとする規定が存在しているものの、現実には徴収費用の名目を変えて請求するなど、その実態は守られていないことがほとんどです。
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