【農業】特定技能派遣、家族経営農家にも活路

農業分野での特定技能外国人の派遣雇用がにわかに注目を集めているようです。

本来特定技能制度では直接雇用を原則としており多くの業種で派遣が認められていないものの、農業分野と漁業分野に限っては例外的に特定技能外国人を派遣雇用することができます。

その理由は主に時季によってその繁忙が明確に別れがちであるためとされており、例えば農業では作付けや収穫などでは人手が必要なため短期雇用のアルバイトなどを定期的に募集するといった、業種ならではの労働需給が存在することがその根拠とされています。

派遣雇用は直接雇用に比べて雇用期間の柔軟性があり、雇用する農家は特定技能外国人に対する法定支援を直接的に行う必要がないため、これまで外国人雇用を行うノウハウや余力がなかった家族経営農家などにも特定技能外国人が浸透する可能性が浮上しています。