ベトナムを筆頭として、タイ、オーストラリア、ニュージーランドが日本との出入国規制緩和の対象に調整が進められていますが、それぞれの対象国の新型コロナウィルスの現状、とりわけタイとベトナムがどのようになっているかを取りまとめた記事について、一部引用してお知らせします。
ベトナム
ベトナムは東南アジア圏では新型コロナウィルス抑え込みに最も成功した国の一つと言われています。現に6月末時点で感染者合計355人、回復者数335人で、死亡者はゼロとなっています。
臨時便で入国した帰国者などに陽性反応者が出ることがありますが、こうした人物に対してはほぼ全て空港での隔離を行っているため、市中感染がほとんどありません。
ベトナムの場合は感染拡大の兆候があった時点で1ヶ月間ほどのロックダウンを実施し、公共交通機関を停止、複数人での集合についても禁じるなど、徹底した感染拡大防止措置をとってきました。
特定の住居やオフィスなどで感染者が出た場合、区画や建物を丸ごと閉鎖するなどの協力な封じ込めと、これらの措置に法的拘束力を持たせ、違反した場合には罰則を設けることで実効性を発揮したと言われています。
この結果早い段階で終息が見えていたためか、意外にも国内への外国人の受け入れについては現地は寛容な姿勢と言われています。
現時点でも仮にベトナムに入国する場合は検査の陰性証明を提出するなどしなければならず、結果として冒頭述べたようにもし感染者が出ても入国瀬戸際の空港検疫でフィルタリングできるという安心感があるのかもしれません。
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