【漁業】実習生来日困難なら漁に支障【石川県】

【漁業】実習生来日困難なら漁に支障【石川県】

石川県能登町ではイカ漁を学ぶ予定の技能実習生約10名が4月に予定通りに来日できない場合、漁に支障が出るとして危惧されています。

同町の小木港ではインドネシアから漁業技能実習生を受入れているようですが、インドネシアでもコロナウィルスの感染が拡大しており、来日出来ないのではないかという不安が広がっているといいます。

同国は2月まで東南アジア圏では唯一の感染者ゼロとされていましたが、今月2日に初の感染者が確認されると、インドネシア政府は17日に感染拡大防止策として入国する全ての外国人への短期滞在ビザ免除と到着ビザの発給を1ヶ月間停止すると発表しました。
これを受けて日本間の直行航空便は運休が相次いでおり、24日時点では579人の感染者に対し49人の死亡者と、死亡率が高くなっていることが国内の混乱に拍車をかけている模様です。

現状、日本へ入国が禁じられているわけではないインドネシアですが、今後渡航禁止や渡航できたとしても隔離措置ということになれば、やはり技能実習計画に大きな支障が生じるとしています。
特に同港ではイカ漁に実習生を雇用しており、漁に出ると1ヶ月以上戻らず、一隻あたり約9人の乗員に対して4人前後の実習生が乗り込むということもあり、もし予定通りの入国ができなかったり隔離措置ともなれば、作業負担が大きくなるばかりか出漁を遅らせなければならないと関係者は述べています。
報道元:中日新聞

こうした流れのなかで技能実習以外でも、特定技能ビザの取得に必要なJFT-Basicのジャカルタ会場での3月試験が中止になるなど影響がすでに出ており、今後の動向に注意が必要です。

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