新型ウィルス感染拡大防止を理由に、技能実習生に退職を通知

新型ウィルス感染拡大防止を理由に、技能実習生に退職を通知

昨今のようにコロナウィルスによる経済活動の萎縮が続くと、日本に在留している外国人財の多くにも影響が及ぶことは過去の記事にも取り上げたことがありますが、ついに技能実習生が退職通知を受けるという事態が発生しています。

埼玉県の製造会社に所属する中国人技能実習生の女性は、1月24日に母国へ一時帰国し、翌月10日に再来日の予定でした。
しかし1月31日に日本政府が湖北省滞在歴がある外国人の入国拒否を通知すると、翌日1日に受入企業は女性に対して中国で待機するよう指示を出したそうです。

ただし実習生は規制の対象外地域で過ごし、湖北省へも滞在していなかったため再来日は可能でした。
とはいえ、企業からの指示もあって実習生は再来日の日取りを見合わせていたところ、3月3日に受入企業から実習生に対して3月5日をもって実習中断と退職の同意確認書が送られてきたということです。
なお、当該実習生は退職に同意していないとしています。

報道元:福井新聞オンライン

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